都に住むお友達へ

伝えたいこと

最初に言っておきます、今回ちょっとアツくなっちゃって、真面目に書いちゃいました。笑

東京都知事選挙の話をします。あ、ちょっと信者や怖いとか、こいつどうしたとか思うのは全然いいんですけど一旦読んでみてください。人によっては少し耳の痛い話かもしれません。現実から逃げないでください。日本で将来生活をしようと思うのなら。

政治に関する話をしようと思った経緯

主に大きく分けて2つあります。1つは政治へのタブー感はやめにしないかという提案、もう1つは日本のターニングポイントになり得ると信じているからです。前者から詳しく説明していきます。

1つ目、政治へのタブー感はやめにしないかという提案です。

現在僕は22歳です。自分の中の最初の政治の記憶は東日本大震災前後の与野党政権交代時代です。そして現在までの記憶、およそ14年ほどなので今までの自分の人生のなかで聞く政治のイメージはどこもかしこも批判不満、それもテレビの中だけ。周りの人間が政治に関心をもつ様子やその話をまともにしているのも聞いたことがない世代です。中学時代かそれくらいの頃に親に一度だけ誰に投票するんと聞いた記憶があります。うーん、といった感じで妥協の現状維持での自民という風な解答だったと思います。

選挙にいこうという言葉は大人から聞くことはあれど、その大人が政治に対する意見をしているのは見たことがありませんでした。

そのような空気を子供ながらに感じて育った世代です。どこか触れてはいけないようなもの、自分とは関わりのないどうしようもないものという認識で生きてきました。

そして僕たちは政治に対する成功体験を知りません。前述した通り、最初の記憶は民主党政権時代です。記憶にあるのは東日本大震災が起こったとき、国会から出ないのに作業服着ているのは何なんだという批判くらいです。小泉純一郎の時代も、石原慎太郎の時のことも、橋本徹が大阪府知事になったときのことも知りません。実際今もこの人たちが当時どんな旋風を巻き起こしたのか、それは良いものだったのか、悪いものだったのか、それも知りません。

僕たちが知っているのは国会で大人たちが人の話を遮って大きな声で主張するだけして話し合いもできない、寝ている人はいるし、質問に対しては的外れな答えを長々喋るだけ。そんな記憶しかありません。

そして選挙の時期になると、誰も聞いていないにもかかわらず拡声器で名前と現状の政治への細かい言動への不満をおじさんが叫んでいる。ウザい以外の感想がありませんでした。

大人になった今、選挙は行くべきもの、政治は自分たちのこと、興味を持つべきものという認識は一応持っていますし、だいたいの人はそうなんじゃないかなと思っています。それと同時に政治への嫌悪感、話題へのタブー感、胡散臭さを持っていることも事実だと思います。

僕は、このような政治と距離を置く空気に中学高校時代くらいから違和感を覚えてはいたのですが、実際どう解決したらいいのかわからず、見て見ぬふりをしてきました。その原因の一つとして大きいものが、正しい情報が何なのかわからない、というものです。

記憶の最初から政治へのニュースは不正や汚職ですから、公式が出す情報にも信用なんてあるはずもない。マスメディアはスポンサーとの利権関係で報道に偏りがあることも、それが年々ひどくなってきていることも体感レベルで感じていましたし、今も感じます。NHKですら利用料支払いの仕組みはどう考えても時代の変化にそぐわず、ヤクザかよみたいな状態だし、それでも裁判するとNHKが勝っちゃうんだから裁判所にすら信用がないんです。

そしてインターネットにはびこる情報も、陰謀論とか、揚げ足をとって無茶な論理で右や左や中国だとか、こいつらが有権者とかもう民意にすら期待できないわみたいな大人もたくさんいて四方八方どうしようもないという認識で大人になりました。

こんな時代に生まれて政治に興味を持て、情報は自分から集めに行けなんていうほうがどうかしていると思うんです。生まれたときからこの国の仕組みと権力に関して僕たちは信用できるわけがない状況で育ってきていて、諦めたように、他人事として、無視して生きてきたんです。

ですが今回の都知事選を機に終わりにしませんか。ついにそれができる可能性が目前にあると思うんです。

2つ目、日本のターニングポイントになり得ると感じているからです。

ここ数十年人口減少が言われ、年金や税金の負担がしんどいだとか、東京一極集中の危険性が謳われていたりだとか、さらには自分の子供のころと比べて円の価値がとんでもなく下がっているなど、さすがに無視できないところまで来ているんじゃないでしょうか。現状が続けば、ここからさらに少子高齢化が進み、地方衰退が進むことなんか当たり前に想像できます。

それでも無視し続けるんですか。ここまで来ても他人事ですか?別に危機感を煽りたいとか、正義感を振りかざしているんじゃないんです。僕は将来も日本に住みたいんです。一番詳細に使える日本語を使って、長年の付き合いの人たちと、これから新しく出会う人たちと、楽しく日本で暮らしたいだけなんです。それを保つためには、外国との関係は切っても切り離せなくて、日本の経済力が弱っていくことは見過ごせないんです。

そして、僕たちは今20代です。社会人としての人生は始まったばかりで、ここからの10年が自分の人生においてとてつもない重要性を持つことを確信しています。だからこそ今この選挙で変えないといけないんです。

経済のことは僕は詳しくないので実際円の価値がこのまま下落したときにどうなるか詳しくは知らないですが、税金が政治家が政治を続けるために使われるものではなくて、収めている人に、困っている人に、国の経済の投資のために効果的に使うべきものなことくらい知っています。無駄遣いしていい税金なんて1円もないと思っています。

都知事が変わるだけで何がそんな変わるとか思ってるなら黙って公開討論会の動画だけでも見たらいいと思います。もちろんそれだけで判断材料が十分とはおもいませんが、現状を知るきっかけにはなると思います。

今回の都知事選に対する考え

ここまであえて候補者の名前を出してきませんでした。結論からいうと僕は石丸伸二に都知事になってほしいです。なのでこれを読んで共感はしたものの、誰に投票したらいいのかわからないという人は僕の代わりに石丸伸二に投票してくれると嬉しいです。

なぜ名前を出さなかったのか。自分の経験に基づいて自分の言葉で書きたかったからです。

もう一つ言うとするなら、民主主義は市民が関心をもつことで初めて機能する、だから自分の頭で一人一人考えて欲しいからです。誰がいいのかじゃないです。未来や生活がどうなってほしいかです。そこから最適な人を選ぶことが大事だと思っています。

そして選挙は良くも悪くも、多数決の原理です。多数決が正しいとは限りません。まあまあの確率で間違えるものだと思っています。もちろん間違えないように一人一人が賢くなって正しい選択ができるに越したことはないです。

ですが、それよりも有権者が興味関心をもって、意見をもって、監視することが一番大事だと思うんです。信じたものが失敗に終わったなら次変えていければいいじゃないですか。その次変えていけるという状態を作るのに必要なのが注目感心を集めることと、信用ある情報が確保され、正確な判断材料が得られることじゃないんですか。

それこそがこの時代に最適な、現状を変えるための一歩目なんじゃないんですか。だからこそ僕は石丸伸二が都知事になって欲しいと考えています。さっき間違ってもいいとは言いましたが、それは間違っても問題ない状況が出来た後、つまり民主主義が機能してからの話です。今回は小池百合子でもなく、蓮舫でもなく、その他の勝機の薄い候補者でもなく石丸伸二でないといけないんです。政策や公約も目の前の生活を変えるのに大事なのは理解しています。ただ目先のそこだけ変えても問題の根本は変わらないです。ここでいう根本は失われた民主主義です。国民の政治への興味関心、監視、期待です。これらが最優先事項だと考えています。

石丸伸二である理由

最も大きな理由は影響力と、背景です。

影響力、つまり興味関心を向けるという部分が彼のいう政治のエンタメ化と合致しました。そのうえ、あれほど丁寧に言葉を選べる人間を僕は知りません。そこの安心感と信用がすごくて単純に尊敬しちゃう。

ただこれが逆に信用できないだとか、胡散臭いとかいう人も多いですね。感情論すぎて笑っちゃうんですが、このような言葉を使った否定は基本的に自分の理解を超えるものであったり、知らないものに対する恐怖心から来るものだと思うので、それを理由に詳しく知ろうとしない行為は愚かでリテラシーが欠落していると思います。未知のものに対する恐怖心を取り払うための努力をした方がいいと思います。もう少し言葉以外の行動や背景からその発言の信憑性とかを測る努力をした方がいいと思います。失礼です、シンプルに。

チクチク言葉でしたかね。ごめんなさい。でも本心です。

そして2つ目、背景です。さっき言ったチクチク言葉の通りですね。自分にとって最高に幸せなキャリアを捨ててまで政治の世界に後ろ盾なしで入ってくるなんて自分の利益を優先するひとならありえない決断です。そして着実に地元の市議会からスモールステップで結果を残してきて勝負できる影響力を持ち合わせてから都知事選で勝負を仕掛ける。時代に合わせた戦略で説得力を持ち合わせて既存の政治にメスを入れるという不可能と思っていたことを実現しようとしているんです。この頭脳と実現力に期待せずにはいられないでしょう。さすがに。

そりゃもちろん他の候補者も大事で、正しいことを言っていたり、実現出来たら面白くなりそうな政策公約を掲げていることは知っています。ですが既得権益含む現在の政治を改革するという、権力者に恨まれる危険でとんでもなく大きなことを実現できると感じさせる実現力を携えて立候補しているから石丸伸二を選ぶんです。

ってことで結論、選挙行こうぜ。

余談

最初に言ったように政治のことを知らないとか誰に投票したらいいかわからないとか正直仕方ないことだと思うんです。あまりにも触れてもどうしようもない希望もくそもないものだったから。ですがそんな世の中が変わればいいなって思います。日本じゃ稼げないから海外行くなんてネガティブな選択をしないといけない将来は嫌だからね。ってワーホリでオーストラリアにいながら思っています。笑

配給に並ぶ列の3割が資金難のワーホリ日本人なんてニュースもあるし、チャレンジすることは尊いけど誇れる豊かな日本であってほしいなって思うし、なるはやの対処がこの選挙をきっかけに進めばいいなって思います。ってことで自分にできることからやってみました。以上です。

次回は自分のことに戻ります。今回はちょっと、特例。

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